桜色は君の星
君に届く雨の声
冬になり冷たくなった風はなびいてる。



包み込んでくる手は息を受けて君が過ぎ去ったあの日の朝を思い出させる…



それは中学1年生の11月のこと…



雨はザァザァと降っている。



君とふたりで並んで歩く通学路



私は傘を持っているけど途中まで閉じて君とふたりでひとつの傘に入る。



そんな中、吸い込んでゆく空気は変わってく。



それなのに私達は2人、一緒に並んで歩いてく。



空気は変わっていくのに雨の音は変わらないまま。
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