甘く、温かいドリンク
甘いドリンクの最後の一口を飲み終えたところで、ケータイが鳴った。

君からのメッセージだと思って飛びついてみたら、全然違う人からのしょうもないメッセージだというパターンにすっかりなれていて、なにも期待せずにメッセージを開いた。



終わりになんかしたくないよ



君からのメッセージだった。

君からメッセージが返ってきたことに驚き、内容が頭にはいらなかった。
無意識にケータイを抱きしめて、混乱する頭をなんとか鎮めようとした。

だいたい、こんな遅い時間、とっくに家に帰って、ろくにケータイなんか見もしない、放置の時間帯なのに。


さらに、ケータイからメッセージが届いた音が鳴った。



どこにいる?今から行くよ




もし私がどこか遠くにいたとしたらどうするつもりなんだろうか、と思わず笑ってしまった。

私は深呼吸をして、現在地を伝える。

君は、とっくに家を飛び出して車を飛ばしていた。あと15分もしたら着くだろう。




鞄から化粧ポーチを取り出し、少し化粧を直した。
泣いてはれた目は今すぐ取りつくろうことはできないから、この無様な顔を見せるのは仕方ないとあきらめた。

もう5分、ここで冷たい夜風に吹かれて目を冷やしたら、いつもの待ち合わせ場所へ行こう。



君のキャラメルミルクと、私のキャラメルミルクを買って。
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