キミの隣、笑顔のあなた





私は、茉胡の澄にいへの想いを聞いて、応援をすると言って。
本当はあきらめなければならないのかもしれないけれど、私はあきらめることはしなかった。

今のところ、絶対あきらめられないし、いくら親友が恋した相手と一緒だからと言って、簡単に諦められるほど簡単な思いなんかじゃないし、キャリアがある。

それに、共感できるとき、私も声に出して言葉に出して、共感している。

もう二度と、私も附田先生が好き、なんていえないけど、そう声に出すことで私の気持ちを自分で肯定できる気がするから。

「おっはよー!!」

「おはよう。」

いろいろ考えているうちに、茉胡といつも出会うところに来ていたようだった。

「今日は体育祭だねー。うわー!楽しみー!」




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