キミの隣、笑顔のあなた




ゲーム構成が頭の中に浮かび始めたとき、相手がコートに入ってきた。

「茉胡、茉胡には手を抜かずそのままやるから。
 みんなが動けなくなったら、茉胡中心になるかもしれないけど頑張って。」

「当たり前ー!」

みんな上手だが、やっぱりスピード感とかはやっぱり茉胡の方がやりやすかったりする。

いざという時は、茉胡に任せることにしよう。

パンパンッ————

中学の時から試合の挨拶前、コート上で軽く手を合わせるのがルーティーンみたいたものだったのが、まだ抜けていないようで、どちらからともなく手を合わせた。


ピーーーーーーーッ

『お願いします!』





いよいよ、球技大会、開始っ!
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