レビンのマド
始まり
11月27日から1週間メールは順調に続いていた。











身長176センチ、坊主頭、友達が沢山いること、遅刻魔、タバコはマイセン、エロい。











メールから知る伊部康博にどんどん惹かれていった。







逢ってみたい…そんな風に思い始めた頃事件は起きた。











ある日の体育授業の後。











メール受信……

『俺事故っちゃってさぁ…朝からメールできなくてごめんね』










えぇぇぇ!!!?



すぐ返す。


『大丈夫?ケガは?どこで?心配だよぉ………』











返信を待つ時間がいつもより長く感じる。











グランドから教室に戻ってきた瞬間メール受信。




『かわいいじゃん!!てか俺事故っちゃってさぁ……』











?事故ったのなんかさっき聞いた………




かわいいじゃん?











その時、他の女の子に送るはずのメールだと気付いてしまった。











『テスト期間だからメールやめるね。ごめんなさい。』











意味わからない言い訳で……とにかく今はメールがしたくなかった。










心配したのにむちゃくちゃ心配したのに……











< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop