クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
4つに分かれている期が、今月で2つ目を消化しようとしている。
掲げていた目標に届かない部署は必死になるし、それに伴って周りも仕事量が増える。商品開発部は来期以降の新商品と、現行モデルのブラッシュアップを図られる時期だ。
『瀬織さん、これちょっと手伝っていただけますか?私には難しくて』
通知に気づいて開いたメールは、佳乃さんからだ。添付を確認すれば、既に私が作り終えようとしている資料だった。
『了解しました』
返す言葉は、いつもこれだけ。要望を聞くこともなければ、できないと突き返したりもしない。
少なくとも佳乃さんよりは仕事ができる自負はあるし、千堂部長も同僚も認めてくれていると思う。だから、彼女ができないことが私にできないわけがないのだ。
当の本人は、携帯片手にデスクを離れたまま、数分戻ってきていないが、そんなのお構いなしだ。