だが凛の願いは虚しくも届く事はなかった。


七歳の誕生日も


雄太からお祝いしてもらう事はなく

いつものようにお墓参りに行くだけだった。




「もう無理なのかな…」

そう思っていた凛に


容赦なく悲しい現実が突き付けられた――


< 36 / 63 >

この作品をシェア

pagetop