友達以上、恋人未満




『なんかフワフワ〜って
してて超可愛いよな!!!
すっげぇタイプだわ〜。』






・・・まさかのもう両想い?






『なぁー苺果ぁ。真里亜
ちゃんのメルアド聞いといて
くんない?』








『真里亜もあんたのこと・・・』





『え?真里亜ちゃんが
俺のことをなんて?』








『・・・なんでもない。』





『うーわ、気になる!!
なんだよ教えろよ!!!』







・・・なんで言うのやめ
ちゃったんだろ、あたし。



あきらかにもう2人は
両想いじゃん。
教えてあげるべきだよね?




真里亜も隼人のメルアド
聞きたがってることも
教えてやんなきゃ・・・






『あ〜、あんなかわいい子
絶対彼氏いるよな・・・。』




切なそうな顔で空を
見上げる隼人を見ると
なぜだか真里亜がメルアド
聞きたがってることを
言いたくなくなった。







なにやってんの?あたし。



言わなきゃ、真里亜と
約束したんだから。





・・・でも・・・







何かがあたしを止めた。






ほんと、わけわかんないよ。
あたし・・・・。






2人はそのまま黙っていた。








結局、メルアドのこと
伝えられなかった。






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