ケダモノ、148円ナリ
「見られるのが嫌なら、とっとと車に乗れっ」
と駐車場に連れていかれ、車に押し込まれる。
「俺と付き合ってると知られるのが嫌なのか」
「つ、付き合ってませんし、入社早々そういうのどうかと思いますし」
と反射的にシートベルトをしながら言うと、貴継はそれを見て、少し笑ったようだった。
「お前、それはそれでどうだ?
付き合ってもいない男を家に泊めるのは問題があると思うが」
うっ。
正論だ、と思っていると、
「さっき、癒されたいとか言ってたから、お前が癒されそうなところに連れてってやろうと思ったのに」
と貴継は言う。
「えっ?」
あ、しまった。
ちょっと喜んでしまった。
だが、貴継は、
「ごちゃごちゃうるさいから指輪でも買いに行くか」
と言い出した。
指輪……。
あの夢を思い出していた。
『かかったな、明日実っ!』
と貴継が高笑いしている夢だ。
「指輪つけときゃ、もう問題ないだろう」
「今、指輪が首輪って聞こえましたよ……」
と駐車場に連れていかれ、車に押し込まれる。
「俺と付き合ってると知られるのが嫌なのか」
「つ、付き合ってませんし、入社早々そういうのどうかと思いますし」
と反射的にシートベルトをしながら言うと、貴継はそれを見て、少し笑ったようだった。
「お前、それはそれでどうだ?
付き合ってもいない男を家に泊めるのは問題があると思うが」
うっ。
正論だ、と思っていると、
「さっき、癒されたいとか言ってたから、お前が癒されそうなところに連れてってやろうと思ったのに」
と貴継は言う。
「えっ?」
あ、しまった。
ちょっと喜んでしまった。
だが、貴継は、
「ごちゃごちゃうるさいから指輪でも買いに行くか」
と言い出した。
指輪……。
あの夢を思い出していた。
『かかったな、明日実っ!』
と貴継が高笑いしている夢だ。
「指輪つけときゃ、もう問題ないだろう」
「今、指輪が首輪って聞こえましたよ……」