☆゚+.〈BL〉 GAME ゚+.☆
第二章◎逃げ場と親友
兎に角、、家から出なきゃいいが
平日はそうも言ってられない。

俺が毎時間来る理由も訊かずに
相手をしてくれる。

的木先生とそれに
付き合ってくれる慎には
感謝している。

雪村は話していないのか
俺がただ遊びに来てるだけだと
思っているみたいだ。

染野のGAMEに
彼を巻き込みたくない。

校内で人気者の彼は
知らなくていいし、
知られたくない。

何時も一緒にいる慎も
あえて言わない。

それはとても
有り難かったし
親友だと改めて思った。

時は流れ、今日は金曜日。

これで、土日に捕まらなければ
俺の勝ちということになる。

クラスの奴らと染野に
悔しい思いをさせてやる。

流石に、放課後までは
教官室に行けないが
このまま帰ったら
奴らに捕まるのがオチだ……

う~ん…… どぉすか?

図書室の奥で
悩んでいたら
慎が家(うち)に来ればと
言ってくれた。

奴らもまさか、
慎の家の前でまで
待ち伏せていないだろう。
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