青春を奏て響かせる音

野球部のマネージャー




ひらひらと舞う 桜を包んだ暖かい春風...



そんな放課後



「授業、終わった?響音(コトネ)」



その暖かさを 分けてやりたい 冷たい弟は
今日も、、てか、毎日呼び捨て。



「終わったよ。奏響(ソラ)」



「響音...今、体調は?」



私は 耳を疑った...。



「...大丈夫だけど。」



「薬持ってるか?」



「え...うん。あるよ?」



珍しいことを聞いてくるものだから
嵐でも来るのでは!?と思った。



「あのさ、マネジ入ってくんね?」



別の意味の 嵐が来てしまった。



「はっ?」




< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop