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総理大臣は、結局私達の護衛する機には乗っていなかった。

民間機に乗って入国したそうで私達は、完全なおとりだった訳だ。

最初に落された各務は、救援艇に保護された。

全身打撲だが、命に別状は無いそうだ。

大破した乙1に乗っていた金沢という名前の乗り手は、ついに遺体さえも見つからなかった。


時々考える。

高崎を助けた時感じた風の事を。

菱沼の整備の賜物か、それともたまたま風溜まりに突っ込んだのか、それとも・・・。

答えはまだ出ないままだ。

結局、私は帰ってから戦闘機乗りへの転向した。

社の進めを私が受けたのだ。

多分、今回の一件でまた忙しくなる事だろう。




で、高崎と私が映画に行ったかどうかだが、


それは、想像にまかせると云う事で勘弁してもらいたい。














変わっていく私を許してくれるかい?


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