恋して愛して

間もない関係?

話を聞いてから、いつの間にか冬に突入してた。

今日は、金曜日。

相変わらず、恭介君は愛海さんと一緒。


放課後になっても、私はなんとなく気持ちが重かった。


学校帰りの道を歩いてると、突然携帯が鳴る。

「誰だろう。」

一応出てみる。

「もしもし?」

《あ!優衣ちゃん?俺だよ!大翔!》

「ひ、大翔君!?なんで私の電話番号?」

《遥さんに教えてもらっちゃった》

電話の向こう側でどんな顔してるか、想像できちゃう。

きっと絵に描いたような、舌を出した感じの可愛らしい顔だろう。

「それで、どうしたの?私に電話なんて」

《明日、駅の近くにできた新しいカフェ行かない?
結構有名なとこで、予約とかいっぱいなんだけど、
なんか予約チケットお客さんから貰ったから、一緒にどう?》

「え?それ、私なんかと一緒でいいの?

そこすっごい人気のお店だし、私も行きたかったところだけど…」
< 78 / 304 >

この作品をシェア

pagetop