Princess
「あっ…」

「そう言えば、ご飯食べてなかったな…」

あたしと修哉さんはクスクスと笑いあった後、
「終点についたら、食料調達と行きますか」

そう言った修哉さんに、
「はい」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

終点の駅に到着した頃には、電車の中にいたのはあたしと修哉さんの2人だけだった。

電車を降りて駅に出ると、近くにコンビニがあった。

そこでおにぎりとサンドイッチと飲み物を買うと、泊まるところを探した。

ウロウロと歩き回っていたら、
「あっ、あった」

灯りがついている小さなホテルを見つけた。
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