最後の100日~君に幸あれ~


「...美奈ちゃんの事、諦めないよ。
これから辛い事があったら支える。
だから…何かあったら頼って欲しい。」

祐一君は私の瞳をまっすぐに見つめながらそう言う。

「これから一年後、二年後、三年後もずっと好きでいる。
いつか振り向いてもらえるように頑張る。
だから、それまでは友達で我慢するよ」

優しく微笑む祐一君は本当に、優しい人なんだと思う。
こんな私よりももっといい人が居るはずなのに…祐一君は私のことを好きだと言ってくれる。

…ありがとう…。

私の中の何かが変わったような、そんな気がした。


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