最後の100日~君に幸あれ~

放課後の屋上で~12/12~


次の日になり祐君と学校に登校した。

「拓磨、はよ。」

「二階堂君おはよ。」


「あぁ。はよ…」


昇降口で見つけた二階堂君へ朝の挨拶を交わした。
どうしたんだろう。

なんか悩んでる顔をしていた。

もしかして葵ちゃんのことかな…?

「なんだ、拓磨のやつ。
スーッと行っちゃった。」

首を傾げている祐君。

私を教室まで送った後、祐君は自分のクラスへ戻って行った。


「美奈ちゃんおはよっ!」

「あ、葵ちゃんおはよ!」

いつものように挨拶を交わし、いろいと駄弁っていると担任の先生の掛け声で葵ちゃんは自分の席へ戻ってしまった。

葵ちゃんと二階堂君…大丈夫かな?

ずっと二人のことを考えているといつの間にかお昼休みになっていた。

授業の内容全く分からないや…。


「美奈ちゃん、行こう?」


「う、うん」


屋上へ行くと祐君と二階堂君は待っていた。

四人で縮まりご飯を食べ始めると、何時ものと変わらない葵ちゃんと二階堂君様子の二人だった。

二階堂君は葵ちゃんのことで悩んでたんじゃないのかな?

「美奈。
どうしたの?」

「え?あ、大丈夫!」

ボーッとしている私に気づいた祐君は私の顔を覗き込む。

予鈴がなり私は急いでお弁当を食べた。

「じゃ、行くか。」

廊下を歩いていると何故か急に速度を落とし、私の隣に立った。

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