最後の100日~君に幸あれ~

「あ、俺もう行くな。」

二階堂君はそうつぶやき私とすれ違う。

「拓磨君。分かってるよね?」

ルイの言葉に片方手を挙げドアを閉めた。

二階堂君と仲良くなったんだ…。

「美奈。
ちょっと話そうか」

ルイは手すりを叩き、隣まで歩いた。

隣に行くとルイはどこか遠くを見ていた。


「美奈にちゃんと聞いてなかったね。

美奈は今幸せ…?」

「え…?
うん。幸せだよ。」


そう答えて、固まった。
そう答えてしまうとルイが消えてしまう…。

ルイともっといたい。

もっと友達みたいに変なことで笑ったりくだらないことを話したり…。

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