2人のれおくん。
なんだかんだでカレーが完成。



「ふぅー、すっごい熱い...」



なぜなら今は7月。
梅雨のむしむしとした暑さは終わったものの
太陽はまだまだ元気だ。



暑すぎて逆に動きたくない、、


すると、
ふわっと花のような香りがしたので
その香りがする方を向いてみると由奈がいた。



由奈が揺れるたびにふわふわと
花の香りがする。


いい香りだな、なんかつけてるのかな?


じーっと由奈をみすぎて由奈が
こちらを向き首をかしげる。


「美結どーしたの?」


「あっ、いやー
由奈の方からいい香りがして
なんかつけてるのかなーって、」


「あー、うん。
ちょっと汗の臭いきになっちゃって
制汗剤をちょっと、
ごめん!臭いきつかった?」


うわー、制汗剤つけるとか
女子力たかー...


それに比べてあたしは、
ぼーっと汗の臭いも気にせず
突っ立ってただけ、、


これが由奈とあたしの
格の違いかっ...

うん、由奈を見習って
あたしもそうゆうの買おう。


「ううん全然。むしろいい香りだよ。」



ぱぁぁっと由奈の顔が明るくなる。


「ほんと!よかったー、」



「なーなー、なに話してんの?」


ひょこっと由奈の隣から
怜桜がでてくる。


でたな、さっきあたしを
ばかにしたやつ。


「べっつにー。ねー由奈?」


嫌味ったらしく
なかなかの顔でゆうあたし、

それに比べて
由奈はぎこちない感じだ。


「う、うん。」


むすーっと顔をふくらませて
あたし達をみる怜桜。

コロコロ表情変わりすぎでしょ、

「2人で秘密の話ー?
俺も混ぜてよー!」


くまみたい。(笑)


「で、怜桜はなにしにきたの?」


いきなり女子の会話に入ってくるってことは
何かあるんでしょ。

たぶんカレー早く食べよかな。


「そーそー、早くカレー食べよーぜ。
もーお腹減ったー!」


ビンゴ。(笑)

合いすぎてて笑いそう。


「ってか、なんかいい香りしねぇ?」


くんくんと犬みたいに
周りを嗅ぐ。


「あー、それ由奈からじゃない?」


そーなの?と怜桜の顔が由奈に近づく。


由奈顔真っ赤だ。(笑)


それをニヤニヤとみるあたし。

あー、カメラが欲しい。
この瞬間を激写してやりたい。


「ほんとだ!なんか花?みたいな香りする!」


「う、うん、ちょっとね、」


いーじゃん!と由奈の頭を
くしゃくしゃとする怜桜。


目の前でなにするんじゃー!
お前らはリア充か!

てか、由奈の顔真っ赤っか。
ゆでだこみたい。

カメラまじでほしい、、、

このツーショット撮ったら
由奈嬉しがるんだろーなぁ。



じゃあ2人とも早く来いよ!と
怜桜は、おおれおの方に
行ってしまった。


怜桜がいなくなった瞬間、


「みっ、美結ーー!!
やばいよ!てられおくんに頭...」


パニックになりすぎ、、
いやでも、由奈にとっては
ものすごい嬉しいことなんだよね。

「よかったじゃん!」

「ほんとにやばいよ、
幸せすぎて泣きそう、、、」


泣くな泣くな。

「泣いてたら今から
怜桜達のとこ行けないでしょー?
泣かないの!」

「う、うん、」

ポケットからハンカチを出して
目にポンポンと当てる由奈。

「これで大丈夫?」

「うん。いつもの可愛い由奈だよ。」


うわ、あたし今キザなセリフ言っちゃった。
きっしょ、(笑)


「ふふっ、ありがとっ。」


くすくすと小さく笑う由奈。


「じゃあ行こっか。」

「うん、」



怜桜が奥で
手を振っていたので
そこへ向かって歩いて行った。
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