人狼ゲーム
「おいおいおい、どうすんだべ?家なき子がゲーム放棄したら、あの羊とか言う奴に殺されちまうべ??

そうなりゃ、オラ達村人が圧倒的に不利になるべ!今の所信じれるのは、霊能力者である家なき子だけなのに....。」


しまんちゅがそう言うと、液晶画面に映る羊が口を開く。



《しまんちゅ、ご安心を。

ゲームの放棄とは、処刑会議に参加しない又は処刑投票に参加しないことを指します。

今現在処刑会議に参加されている家なき子を違反とはみなしませんので、ご安心を。

ただ、この後の処刑投票に家なき子が誰にも投票しなければ、違反対象となります。くれぐれも、投票をお忘れなき様....お願い致します。》




「ねぇ、家なき子、今の聞いた?!ちゃんと投票はするのよ?!分かった?!アンタに無駄死にされたら、アタシ達が困るんだからね!」

あかりんがそう話しかけるも、家なき子からの返事は無かった。




「けど、家なき子の霊能結果の通り、鈴キングが村人なら.....鈴キング処刑しようとしていたあかりんがやっぱり怪しいべ。」


毛深い腕を組みながらしまんちゅがそうぼやくと、ひーちゃんがそれに反応する。


「確かに。とまとんとの繋がりも疑われていたしね。」



俺は、まず皆に占い結果を聞く事を皆に促す。


「処刑を決めるのは、まず占い結果を聞いてからにしよう。ねこまた、木の葉、よろしく。」



木の葉が俺を見て頷き、ねこまたよりも先に皆を見据え大きく息を吸った。


「私の占い先は、殺されたきのこ野郎さんでした。

結果は、言うまでもなく村人でした。人狼の狙い先とかぶって、ごめんなさい....。」
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