極上な御曹司にとろ甘に愛されています
10、誰にも邪魔はさせない ー 恭介side
午後四時過ぎに飛行機が成田に到着。

今日は日曜日。明日もまた仕事かと思うと気が重い。

飛行機を降りると手続きを済ませてスーツケースを受け取る。

空港を出ると、空気がもやっとしていて日本に戻ったんだと感じた。

「暑い」

手で顔を仰ぎながらタクシーを待ち、スマホを取り出して萌にラインを送る。

【今、成田に着いたよ。道路が渋滞してなければ二時間くらいで家に帰れると思う。変わったことなかった?】

萌がタイミングよくスマホを見ていたのか、彼女からすぐに電話がかかってきた。

スマホを操作して電話に出ると、耳に心地良い彼女の声が聞こえてくる。

『お帰りなさい。特にはないですよ。何か食べたいものありますか?』

萌の元気そうな声にホッとする。

「和食がいいな。さっぱり系で冷奴とか、枝豆とか……」

俺が適当に食べ物を挙げると、萌はクスリと声を出して笑った。

『それ、メイン料理じゃないですよ。じゃあ、適当に作って待ってますね』
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