半妖の子
訪問
・・・・・・・・・・・・。


あれから数日たった。


理央に会ってから私の心には1つ大きな穴が空いたみたい。


お前が俺を殺せ。


あの言葉が頭から離れない。


私が・・・殺す・・・


理央を殺す・・・


いや。


いやだよ。


そんなことしたくない。


私は理央を殺すために組織を抜けたんじゃない。


ただ理央を戻したかった。


元の優しい理央に戻って欲しかった。


ただ・・・それだけだった。


・・・・・・・・・・・・


コンコン。


「姫様・・・お客様がお見えです」


「・・・客?」


「よう」


「こんにちわ」


「龍之介くん・・・雪音ちゃん・・・」


そこには陰陽師の2人の姿が。


「どうしてここに・・・」


「話を聞くためだ」


「話?」


「この間の戦闘のことです」


「あれから数日たった。そろそろちゃんと説明してくれねーか」


「お願いします。私たちは知りたいんです。だから美弥さんお願いします!」



「・・・・・・わかった」


私は2人に話すことにした。

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