私の青春、君の人生
「梨佳……なんで……」
あたしにゆっくりと近づいてくる隼斗を睨むように見た。
「なんではこっちだよ……!!なんで学校来ないの!?もう不安で不安で、不安で……」
涙をこらえきれなくなり、言葉にできなくなった。
隼斗は、あたしの前まで来て何か言いたそうな顔で見つめてくる。
あたしは目をそらすことはしなかった。
「もう、会えないのかと思った……っ」
でも、あまりに涙が止まらないから下を向くしかなかった。