第4章*ラーメン
好きな食べ物ランキングの上位に必ずランクインするのはラーメンだ。

ラーメンにもしょう油、塩、豚骨、味噌…と言うようにさまざまな種類や組みあわせがあるけれど、その中でもあたしが1番好きなのは豚骨である。

「いただきます」

ズルズルッと細麺をすすった後で、レンゲを使って豚骨スープをすくった。

コクリと飲むと、はあ…と思わず息がこぼれてしまった。

「本当に美味しそうに食べるね」

その声に視線を向けると、向かい側の席に朝比奈さんが座っていた。

「…どうしてあなたがいるんですか?」

この至福の時間を邪魔されたことが悔しくて仕方がない。

と言うか、あたし1人で来店したはずなのに何で彼がここにいるんだ?

「今さらそんなことを言うかな?」

朝比奈さんは苦笑いをした。
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