箱庭センチメンタル



私の想いはここにある。


けれど、自分を犠牲にしても守りたいと、そう思う人が増えたから。



決意は、固まった。



それにしても……


人混みに入らず、隅をゆっくりと歩きながら考える。


お祖母様は、なぜ私にそこまで執着するのだろう。


そしてなぜ、お人形にそこまで情熱を注ぎたがるのだろう。



その他、幾多の疑問が頭を駆け巡る。


けれども分かることは、私がいれば誰も傷付かず、誰にも被害が及ばないということだけだ。


皐、申し訳ありません。


行く時に、あれほど言われていたのに、心配されていたのに…。


私はまた皐を悲しませてしまう。


やはり私は、本心を隠して生きて行く他ないようです。


せめて、皐の思いを踏みにじる、こんな私を許さないでください。



……お祖母様。


私からは何を奪っても構いません。


けれど、周りの人を巻き込み、苦しめないでください。


私以外の誰かから、何も、奪わないでください。


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