陰にて光咲く
埼玉県の森の奥にある洋風の別荘。
ここの一室にアズマは監禁されていた。
真っ黒のカーテンが閉ざされ、家具も何もない雑風景な部屋。
壁に設置された偽物の手錠で、右手クビを縛られた状態でいる。
ここに監禁されてからすでに1週間が経過していた。
時間どころか、真っ黒のカーテンのせいで今が昼か夜かもわからない。
脱水症状のせいで頭がクラクラする。
これは病気になるなと、ぼんやり思った。
すると部屋のドアが開き、あの女が入ってきた。