夜の甘やかな野望


日々、被っている物が重くて、素の自分が苦しんでいる女だけ。


意図的に?


それとも無意識に?


性質が悪い。


どっちでも、この男は・・・。


「い・・やぁっ」


倫子は舌と指で責められ、自我が保てなくなるのを食い止めようと、宗忠の頭を手で押しのけようとした。


するりと宗忠が上がってきて、ぴたりと倫子の背中に密着した。


同時に自分の内側が押し開かれた。


その感触に自分の口から色っぽい声が勝手に漏れた。


下腹部を指がなぞり下りていく。


「みちこさん」


どこか笑っているような、甘い囁き声。


喰われる。


新たな刺激に倫子はのけぞりながら思った。
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