二色の音色~生まれた詩~

憧れと感動 ~橙真side~

俺、高崎橙真(たかさきとうま)にとって一つ年上の姉ちゃんはいつも憧れの人だった。

"高崎家の長女 朱美ちゃん"

優しい笑顔で微笑む美人の姉はみんなの人気者だった。


もちろん俺にもめちゃめちゃ優しかった。


でも、俺が姉ちゃんに憧れてた理由はそれだけじゃない。



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