脱・ヘタレ彼氏!
「十分サプライズだよ」
そう言う私に、理央は大人っぽく艶やかな笑顔を私に向けたんだ。
どんどんかっこよくなる理央に、私はついていけない。
「理央、好きっ……ありがとう」
「俺も、花が大好きだよ」
サラッと言ってのけてしまう理央は、やっぱりかっこよくてドキドキが止まらない。
我慢できず頬を伝ってしまった涙を親指で拭った理央は、そっと私にキスを落とした。
「かわいっ」
「もう……」
私の彼氏は誰よりも優しくて、誰よりも私のことを想ってくれる最高の彼氏です。