暴走族に恋をする。


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「じゃーね、二人とも。
また明日。」


夕方、そろそろ夕食の支度をしなければならないから二人は家に帰ることになった。


「二人ともご飯を食べていけばいいのに。」


なんて、お父さんまで言うくらいだけど


「いえ!さすがにご迷惑なんで!」


快斗はイメージを崩したくなく、早々に帰る、と。
いきなりそこまで世話にはなれないと暁斗くんを無理矢理立ち上がらせたんだ。


「…いつでもおいで、とは言えないけど、また遊びにおいで。」


「はい!ありがとうございます!
じゃあ桜子ちゃん、また明日ね。」


「うん。暁斗くんもね。」


「おう。じゃーな。」


「お邪魔しました!」


快斗はお父さんに頭を下げて、ドアを閉めた。
…やっぱり、ちゃんと躾を受けて育ってきたんだろうなぁ…


なんせ総理の孫だし。


「いい子達じゃないか。」


「……うん。」


やっぱり、お父さんには会わせてよかった。
絶対受け入れてくれるって思ってたよ。


「…さて、ご飯作ろうかな。」


「お父さんも手伝うよ。」


「ありがとう。」



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