恋なんてしなきゃよかった
そして、雨宮 悠真は隣にいる金髪の男に
マイクを回した
私のよく知ってる顔…
「西島 太陽!よろしくねー!!」
そう言って笑った弟に黄色い歓声が飛ぶ。
中にはかわいい〜って言ってる人もいた
弟は無邪気に手を振る。
…あの顔、久しぶりに見たなー
「はいっ」と太陽が隣の緑髪にマイクを渡す
「神崎 陸翔です。よろしくお願いします」
そういってペコリと頭を下げた。
敬語…?
元から敬語を使う人か、自己紹介だから敬語を使っているのか…
それはどっちかわからない
とりあえず。
常識がある人、それだけはわかる
すると神崎 陸翔の持ってるマイクを
無理やり奪い取った水色の髪の男。
「竜崎 晴人でーす!よろしくなー!!」
と言い、ブンブンと腕をフル。
振りまくった手からマイクがスルリと抜け
床に落ちた。
「やっやべ!」
そう言って慌てているのを見た生徒達に、笑いがおこった。
馬鹿丸出しの男だ…
その落ちたマイクを拾ったのは赤髪。
「一之瀬 湊。」と無愛想に言った
イライラしてるみたいな不陰気が漂っている。