14歳〜白くも黒くもなれるギリギリの年齢〜
よろしく、と言ってくれた、健ちゃんに何かいい返さなきゃいけないと思って、急いで、





「…えっ、と!隣の席の津田です!1年間よろしくお願いします!…」






ってなぜか自己紹介したよね。





そしたら、健ちゃんはまた眩しいほどのその笑顔で






「西村健三です。下の名前はなんて言うの?」って言ってくれたよね。






私はその頃自分の名前がコンプレックスで、イマドキ名前に子をつけるなんてダサい、って思ってたし、嫌いだったけど、





あなたと仲良くなりたかったから、嫌いなはずの名前を前のめりに、




「風子です!」って言ったんだよね。





そしたら、また健ちゃんは笑ってくれて




「てかなんで敬語?同い年なのに笑




なんか津田っておもしろいな」




って言ってくれたよね。





ほんとは気づいてなかっただけで、もうこの時から好きだったのかもしれない。






「…よ、よろしく!」しか言えなかった私を笑っている健ちゃんを横目で見ながら、



顔が熱くなっていくのを感じていたんだ。






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