貴方だけをずっと見つめてた
君は僕の友達の彼
ずっと好きだった心の奥で。小学校3年のあの夏から・・・

「お前お母さんいないんだな」「やーい」「やーい」

「弱いものいじめするな」

その時から私は大輔のことが大好きになった。


不断はクールで何考えてるのかわからないけど、薄っぺらくない重工な金属のような男の子。

私は、路子母親が他界してもう3度目の春。母親がいなくて困ることはたくさんある、たとえば料理。

父親がちいさい頃は見よう見まねで作ってくれてたけど、それが今は私の当番。

毎日献立考えるの大変だよ。

弟がいてそいつは生意気だけどかわいいやつ、名前は俊という。

家計が苦しい家のために中学生なのに新聞配達をやってくれてる。


冬の寒い日母親は息を引き取った私が、5歳の時だった大腸癌で患っていてそれで


もう後3か月の命だというとき、枕元で「俊を頼んだわね」「天国から見に来るからお盆の時に」とだけ言い残しその3か月後この世を去った。


私は大切な母親を亡くした空虚感と虚無感から2週間学校を休んだ。


泣いてばかりもいられず、毎日ノートを取ってくれてた千佳の励ましもあって少しづつ元気になった。

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