カイダン
居るはずがない者。

蒸し暑い夏の出来事だ…

『可哀想だよなぁ
お前の母さん』

『うんうん』

『偶然落ちてきた鉄骨に当たるとか最悪だよ
早く退院しねぇかな』

僕は高校生の修一。
この二人は健太郎と翼。
何を話しているかと言うと、最近ウチの母が怪我をして入院しているのだ。


『まぁ、気にするな!
今日は三人だが楽しもう』
今日は夏休みの事もあり、二人が家に泊まりにくるのだ。
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