野球少年が恋をした【短】

第2章 好きだから




「お前ら、わかってると思うが…」




部活が終わり、あいさつをしている先生の話を聞いていた。


今週末は大事な練習試合があるせいか、先生はいつにも増して熱く語っていた。










先生の話を聞きながら、オレはふと思った。













あやちゃんに、


見に来てほしいー…。











とりえがないオレが、唯一輝ける瞬間。





だから、オレは野球している姿をあやちゃんにみてほしかった。





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