ろ う そ く


「じゃあ、ね…。」


「…おぅ。」



私たちはいつも、別れる時になるとテンションが下がる。


本当にまた、会えるんかな?


前みたいにいなくなったり、せえへんよな?


絶対ぜったい、会えるよな?




裕史は、私の中に自分を刻み付けるように強くキスをする。


私も、裕史の中に自分を刻み付けるように強く応える。



それでいつも、二人の一日は終わるねん。



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