ろ う そ く


楽しい日は、すぐに流れる。


いつの間にか、6月が終わろうとしていた。


「おはよ~」


「おはよう。
今日は早いな。」


「裕史…何か忘れてない?」


6月28日。

今日は私の誕生日。


裕史、覚えててくれてるかな


「えーっと…」


裕史は何かを思いだそうとしてる。


私は期待した言葉を待った。


< 197 / 221 >

この作品をシェア

pagetop