天満堂へようこそ -2-
結月の部屋に荷物を置き、隣の作業部屋を見る。
かなりの量らしく、あちこち見ながら保管しているので、言われたもののわかる場所だけ教えて、無いものは新しい瓶等を渡していく。

「天界と魔界には連絡したんですか?」

「陛下自らされたようです」

「いつ?一昨日までリアムさん来てたんだけど」

「では入れ違いに報告が入ったかも知れません。こちらに帰るにはまだ時間がかかると思うのですが」

「ここまで待ったんだこら待つよ」

「僕も待つ!」

「だな。魔法陣は今日書いていくんですか?」

「はい。今書ける者は私くらいですから。奏太さんの部屋の魔法陣は消しておきます」

そう言ってマーカーを取りに行った時に魔法陣は消され、結月の部屋に新しく魔法陣を書く。
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