難波少女、千佳
「え!?じゃぁ、お前もあんとき寝てたん?俺と同じやん。」


「まじ、まじ!?何かこれも運命かもよ~」


「はは、そうやなー☆★」


なんて、雄介の家の前まで他愛のない会話をしてた。


「んじゃね、雄介。また明日一緒に行こなっ」


と、軽く手を振った。

まだ一緒に居りたい、でも・・迷惑かけてまうし。

とか思いながら名残惜しい気持ちでトボトボと歩いた。
後ろでは、雄介の家のドアが閉まる音が聞こえた。


「はぁ・・」


思わず出てしまうため息。



そのとき、誰かに腕をつかまれた。


あまりに強いので、振り払えなかった。
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