My・ガール☆

隠れた想い【悠】

「あっ悠!」



校門に寄りかかるように伸びていた影が振り返る。彼だ。




「ちょっと!そんなに大きな声で呼ばないでよ」



皆が見てるじゃない。



「あ、ごめん。なんだか嬉しくて」



本当に嬉しそうに言うもんだから。

私は何も言えなくなってしまった。




彼に、拓人に告白されて付き合い初めてから1ヶ月ちょっと。


正直、まだ慣れない。


こうやって彼の隣にいることが。




ついこの前まで遠くから見ているだけだったのに。

夢だよって言われたらまだ信じられるかもしれないのに。





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