銀木犀

私の隣にはハンドルを握るアイツがいる。


アイツは……私だ。


私は……アイツなのだ。


そうわかった途端、私は肩の力が抜けた。


そして私に積もっていってた恐怖もなくなった。


次々と人の母親を騙すアイデアを出すアイツ。


私はやっと彼に追いつく事が出来た。


さあ、お母さんを騙すぞ。
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