年下でもいいですか?
回復
みんなが揃って喫煙室に入ってくる。

「大丈夫か?

っておい何泣いてんだよ!」

いつのまにか俺は泣いていたらしい。
涙を拭き大丈夫だと言うが、野崎が気を利かせてコーヒーを渡してくれる。

「俺が今日来たことは二人には車で話したんだけど、
さっきの今じゃないか。
何があったんだ?」

「わからないんだよ。
お前が帰って、一服して戻ろうかなと思ってたらいきなり連れてかれて……
だから何もわからないんだ。

俺と付き合ったばかりに嫌な思いさせて、傷付けて、こんなことにまでなって……
俺どうしたらいいんだろう」

「医者は何かいってなかったのか?」

「なんか体はもとから弱いみたいで、薬もアレルギーがあるってくらいかな」

「それとちゃう?
薬によっては普通の人は大丈夫でも、
アレルギーの人にはきつい場合があるとか聞いたことがあるで?」

「それだけならいいんだけど」

「パニックか?」

「かもしれない。
今先生待ちなんだよ」

沈黙が流れる……

ふと見ると着信の画面になっていたので出ると先生からで、この前の部屋に来るように言われた。

男四人揃って部屋に入ったので看護婦も先生もビックリしている。
< 79 / 234 >

この作品をシェア

pagetop