恋色

描く、恋色。

五年後の今でもあの日のことを私はしっかり覚えている
あの日美術室に居なければきっと私はこの場所には立っていないだろう

「世界的に有名な超大物アーティストの冬紀 アカリさんです!」

浅井から冬紀に変わった今でも私はきっとあの日から少しも変わってない、進めたのは全て彼のおかげ。

「アカリさんの作品はとても色が鮮やかですよね、何か影響を受けたものとかってあるんですか?」

「夫です、彼のお陰で自分の色が出せた様な気がします。」


それが彼との恋の色だから、ユキノが教えてくれた鮮やかな色だから。

あの美術室に私の色が残っている様に彼との色は私の中にまだ残っている
何故ならそれが掠れる前にまた色が継ぎ足されるから。

おかえりと笑う貴方のお陰で。





恋色【終】
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