あの非常階段をのぼったら、君に好きだと伝えよう。
「あ…………」



非常階段のドアが開いていてその向こう側に人が見える。


ゆっくり、ゆっくりと、その人影に近づく。


「だっ、だれ?………」


――――――サァ

その瞬間。その人影が振り返ったと同時に風が吹く。




「海月…………?」



え!?今、この人私の名前……!!!



て、ていうか!この人すっごいイケメンなんだけど!!!!
私、こんな人知らない!!!!!
だれ!?!?

< 4 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop