紬ぎ、紡がれ、君に恋して。
あれから私とゆらは何も会話を交わすことなく駅前へ出た。
「はー電車通学って憧れるなー。私小中高と歩きか車かチャリだったからゆらがうらやましいよ。」
ふいにゆらに話しかけた。
「全然全然。電車通学は時間とか常に気にしなきゃだし大変だよー」
私は少しホッとする。普段通りでよかった。
駅の正面に着いたところで、ゆらと別れた。
「じゃあ、また明日ね。」
「うん!また明日。」
ゆらに手を振り駅を通り過ぎる。
駅前には色々な制服の人たちが行きかっていた。