紬ぎ、紡がれ、君に恋して。
「やーホント。俺どう接していけばいいんだろう。あの子たちみたいな悪口言う生徒に。」
「・・・・・教師って難しいですね。」
「ホントだよ。困っちゃう。」
キーンコーンカーンコーン・・
あ、予鈴だ。
「あ、もう行きますねっと。ごちそうさまでした。」
夏希の分の弁当も片付けて私は屋上のドアに向かった。
「・・・ほんと、懐かしい感じがするな。」
先生の声は春風に、青空に消えていった。
もちろん私の耳にも届くことがなかった。