Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
帰りのタクシーの中、私達は運転手さんにバレないように手をつないでいた。




本当はまだ、一緒に居たい。




そんなワガママを言えるわけなく、タクシーは無情にも、私の家の前まで付いた。




『奈々ちゃん今日はありがとう。』




『こっちこそありがとうございました。楽しかった。気をつけて帰ってください。』




そう言って私はタクシーを見送った。




玄関を開けると、私はすぐにベッドへ飛び込み、枕を抱きしめていた。




彼氏ができちゃった。




キスしちゃった。




そんな事を思いながら、1人で悶え苦しんでいた。




はぁ〜誰かにめっちゃ言いたい。




この事を誰かに言いたい〜!!




ダメダメ!雄大さんにまだ口止めされてるから!




なんて、1人で葛藤しているとケータイが鳴った。




from 雄大



奈々ちゃん今日はありがとう。
付き合えて本当嬉しいよ。
本当はまだ一緒に居たかったけど、奈々ちゃんの明日の仕事に支障が出たらダメだもんね。
これから、いっぱい会えるし、色んな所に遊び行こうね(笑)
これからよろしくお願いします(^-^)




はぁ〜やばい。キュン死しそう。




雄大さんも同じようにまだ一緒に居たいと思ってくれていて嬉しかった。




私は、一生懸命考えて、メールを送った。




こちらこそありがとうございました。
私も好きって言ってくれて嬉しいかったです。
私ももう少し一緒に居たかった♡
これから、いっぱい色んなところへ連れてください♡
こちらこそよろしくお願いします(*^^*)




それから、たわいもないメールのやり取りが夜更けまでつづいた。




前日もチョコ作りで夜更かししたはずなのに、全然眠くならなかった。
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