ヘタレな貴方と強がりな私
約束


『お邪魔します』


「どうぞ。適当に座って…」



初めて訪れた小鳥遊くんの部屋
ゆっくり話したいと考え
いつものようにアパートへ来てもらおうと
考えていたが
小鳥遊くんが誘ってくれた


どうしようか、悩んだが
お邪魔させてもらった

いつも頂いてばかりだと思い
色々持って来たが…


『…これ、一緒に食べようと思って』


そう差し出したのは
莉子が大絶賛していた抹茶プリン


「わぁ、ありがとう」


コーヒーでいい?と聞かれ
お願いをし、私はリビングにある
ソファーへと、腰を下ろした

部屋はシンプルで無駄なものがない
色味もモノトーンばかり
私の知る小鳥遊くんとは
また違った一面だ

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