ヘタレな貴方と強がりな私
父も同じ事を母にしたのかと想ったが
やはり父の性格上は無理だったため
母に事情を話、諦めて自分を結婚して欲しいと伝えたという
母もそのことを知らなかったみたいで
父の優しい気持ちと思いやりに折れたという
そしてこれから自分たちの子供が出来
それが女に子だったとしても
伝統を守りつつ、子供の意見も聞き入れ
無理強いはしない、と二人で決めたという
すまなかった、と頭を下げる父
『事情はよくわかった』
よくわかったが
父に謝って欲しいわけじゃない
母の方へと視線を移すと
母も申し訳なさそうに頭を下げた
「優奈、ごめんなさい」
正直、これで許すなんて出来ない
でもこれ以上、謝られても困る
後は時間が解決してくれるしかない