1000年後の世界に
「えっ、私が兵器?」



どうしてこういう事を言うのだろう。

役長の狙いは、どうして私達を取り除くのか。

「茉莉、泣かないで。なにがあっても茉莉の友達だよ。兵器じゃないよ。大丈夫。」

自然と涙がでてくる。


両親もしっていたのか。


「俺がそれよりも気になったのがマドワーという存在なんだ。
実はあの後は図書館に行って探したんだ。

でも辞典にもそんな言葉なかった。

それで誰も入らなそうな奥のほうにいったんだよ。

そこは古い本とかあるからね。

見つけたんだ。そこでマドワーという単語を。

書いてあったのは。








マスターを極力最大に強くしたもの。




マスターからマドワーへと名前が変わる。



今現在マドワーを使えるのは日本で錦戸業(にしきどごう)、ニノ松力(にのまつりき)のみ。


そしてマドワーの姿は茉莉の薫みたいな形だった。

マドワーは作り出されるものって書いてあったから2人のマドワーは作り出されたも推測できる。

けど茉莉のは最初からだから多分・・・。」


やっと状況が分かってきた。

でも・・・

「でも!なんで私だけなら分かるよ。けど悠も柊も梨沙もなんで殺されなきゃいけないの?」


「ごめん。これは俺にも分からない。」


あと少しで東北町に着く。


「もしも、私の直感が当たっていればの話なんだけど。
この先で私達は殺される。」


いや。もうほとんど確信してる。

「えっ。茉莉ほんと?」

「ええ、だから私の言う通りに動いてほしいの。」

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