天国からの贈り物 上期

8月 夏祭り


天〝お前はいつものように俺に突っかかってくればいいんだよ″

昨日、天先輩に言われたことが頭から離れない…。

翼『おー!鈴、おはよう!』

「あ、翼!おはよう!」

翼に続けて、皆んなが私に声をかけてくれた。天先輩と目があった時、目をそらしてしまった。

天『よぅ…。』

「んぎゃ!?」

やばっ!!変な声出しちゃった!!

天『ぷっ!!あははは〜(^ν^)はぁ〜あ!』

どきっ!

「笑い過ぎでしょ!!本当に!」

何か天先輩が笑うとすごくカッコよくみ…


って何考えてんの!?


天先輩は断じて、カッコよくないしムカつくやつだよ!!


天『?どうかしたか?』

「な、何でもない!!(*´Д`*)!!」

その後、皆んな何もなかったように賑やかに朝を迎えた。

神界・鳩刃『すーずー!!』

私の肩の後ろから2人がのしかかって来た。

「っ!!びっくりしたぁ!!」

陽菜『仲良いね!あんた達!』

3人『「まぁね!(^ν^)」』

神界『鈴、練習誘いに来たんだ!』

「あっ!そうだね!来週の土日だからね!」

翼『練習?』

「そう!祭りがあるからね(^ν^)皆んなは、お兄ちゃんと観光でもして来て大丈夫だよ!」

鳩刃『鈴、早く行こうぜ!!』

「おう!」

私はお兄ちゃんに皆んなを預けて、離れの道場に向かった。

龍『さてと!お前らどこ行きたい?』

陵『どこって言われてもなぁ…』

龍『ぷっ!あっわり(^ν^)』

翼『何だよ!』

龍『なぁ、お前ら今度祭りやるのは知ってるか?』

龍の質問に頷いて、翼たちは祭り会場まで行くことになった。

陽菜『えっ!?ここが祭り会場?』

龍『そうだ!この祭りは七瀬家が取り仕切っている!』

翼『ええぇ!!?』

陵『マジか…。てか、ここよくテレビで放送されるところじゃね?』

龍『あぁ。ここは有名な神社だからな。ここの祭りは全国でトップ5に入る。』

陽菜『すご…。』

龍『その伝統守るために今、鈴たちは練習してるんだ。練習見に行くか?』

龍兄は天先輩たちを連れて、離れの道場に連れて行った。

ドンドンドンッ♪
カッカッドンドンッ♪

鳩刃『はっ!』

神界・鈴『「せーの!!」』

ドンッドンドンカッ!

翼『す…すげぇ』

陽菜『心臓が痺れる感覚…。』

華『釘付けになる…。』

太鼓の演奏が終わり、私たちは天先輩たちがいるのに気づく。

「あっ!皆んな居たんだね。」

神界『気づかなかったぜ…。悪かったな…。』

翼『すげなぁ!お前ら!』

鳩刃『まぁな!やっぱ3人あっての太鼓だからな!』

神界・鈴『「だね!!」』

「あっ!鳩刃、後半のところもっと、こんな感じだと思うだけど…?」

神界『それ、俺も思った!』

鳩刃『あ…バレたか…。』

3人で太鼓の反省していると、お姉ちゃんが入って来た。

蘭香『お昼御飯できたよ!』

奏多『もう、そんな時間でしたか…。』

龍『それじゃ、行くか!』

皆んなは御飯を食べようと向かう。

神界・鳩刃・鈴『俺らは大丈夫「私はいいや」』

翼『えっ?食べないのか?』

鳩刃『あははは(^ν^)また、ハモった!』

神界『いつも通りの答えだな!』

「お姉ちゃん、私たちは後で食べるよ」

私たちは太鼓の練習を再開しようとする。
龍は天先輩たちを見て蘭香に話をかけた。

龍『蘭香、今日の昼ご飯は何だ?』

蘭香『はぁ?龍兄、あんたがリクエストしたんでしょう!?流しそうめんやるぞーって!!』

神界・鳩刃・鈴(な、流しそうめん!???)

鈴「や、やっぱり、昼ご飯食べてからにしようかなぁ」

翼『えっ?マジ!?』

神界『そうだなぁ…。』

鳩刃『せっかくみんな来てるし…。』

天『そんな無理しなくていいぞ…。』

龍『天、無理してないぜ?』

天『は?』

龍『あの3人は流しそうめんに釣られてお昼を食べる気になったんだ。』

「そそそそ、そんなことないもん」

7人(動揺し過ぎ…。どんだけ流しそうめん食べたいんだ…。)

あたしと鳩刃、神界はダッシュで、流しそうめんを求めに行った。
本格的な流しそうめんを見て皆んなはびっくりしていた。私たち3人は誰が多く食べられるか首を長くして待っている。

翼『本格的な流しそうめんだなぁ』

「でしょ!?これねぇ、お兄ちゃんと秀ちゃんがお父さんの留守中に勝手に作ったものなの(^^)」

龍『あん時の親父が1番怖かった…。でも、蘭と鈴のおかげで助かった…。』

「秀ちゃんなんか挙動不審だったからね(´∀`)」

陵『でも、庭にぴったり合ってる』

「そうそう(´∀`)私がお父さんにそう行ったら、今回は許すって( ´∀`)」

みんなと流しそうめんを楽しみ、私と鳩刃たち人は練習を再開した。

祭りまで2日になり、神社は賑やかになってきた。

鳩刃・神界『じゃーん!!どうだ?』

陽菜『いいんじゃない!?かっこいいじゃん』

華『う、うん…(*´-`)』

鳩刃『だろ!』

奏多『どこがですかね?全然普通でしょう。』

陵『奏多、何か機嫌悪くね?』

奏多『あ?何か言ったか?陵…。』

奏多先輩がタメ語を使うときはイライラしてるとき、陵先輩はさらに奏多先輩の地雷をふんでパンチをくらった。

ダダダダァ!!

「た、助けてえええ〜ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3」

皆んなは大声にびっくりして、廊下に顔を出す。私はタンクトップと短パンの姿で廊下を走って、神界の後ろに隠れた。

翼『お、おい、鈴その格好…。』

神界『鈴、またやってんのか?』

鳩刃『いい加減諦めろよ…。蘭姉に勝てるわけないだろ。』

「他人事だと思っていうんだから!今年は絶対やだ!」

私は結局お姉ちゃんに捕まり、皆んなの前から連れ出された。

翼『鈴、どうしたんだ?』

神界『まぁ、見ればわかるよ!』

鳩刃『あの鈴はエロいからな!』

私が連れ出されてから30分

蘭香『皆んなお待たせ!鈴っ早く来なさいよ』

「いやだ!やっぱり無理!!」

お姉ちゃんは私の腕を掴んで皆んなの前に出された。


男子『……(´⊙ω⊙`)!!』

鳩刃『ぷっあははは!!こいつらの顔ー!』

神界『相変わらずエロいなぁ』

神界と鳩刃は翼たちの反応に爆笑していた。

「神界!鳩刃!笑いすぎ!!てか、早くリハやるよ!」

翼『えっ…毎年この格好してるの…か?』

鳩刃と神界はうなづいた。
陽菜先輩たちは似合うっていって褒めてくれたけど嬉しくない…。

ー祭り当日ー

陵『うおおおお〜!!祭りだぁぁぁ(´∀`)』

「かき氷食べようぜっ!!」

神界『見せ物終わったらな!』

初日の祭りは中盤に出し物をやり、最終日は最終時間にやることになっている。
最終日の和太鼓はお父さんとお兄ちゃんの2人だけだけどね…。


神界『うっし!!じゃあ、最高に盛り上げようぜ』

鳩刃『俺らの魂を打ち込んで、』

「楽しく笑顔で」

3人『『「スタートだぁぁぁ!」』』


やっぱり、神界と鳩刃といると本当にありがとう元気がでるなぁ^_^

無事にお披露目は終わり、残り時間は皆んなと満喫した。

翼『めっちゃ楽しかった〜〜(*´∇`*)』

陽菜『てか、鈴!その大量の景品は何?』

「えっ?これ?射的の景品はだよ?」

陽菜『景品はだよ?って普通に答えるんじゃないわよ!』

神界『まぁまぁ。これでも4人で1人4回ぐらいしかやってないんだぜ?』

陽菜『そんなわけないでしょ!』

奏多『陽菜さん本当ですよ?』

陽菜『えっ?どういうこと?』

陽菜先輩たちは別行動してたため、奏多が説明した。私たちは射的を見つけて、私と神界たちのバトルが始まった。途中で奏多が入ってきて、いつの間にか景品塗れになった。

陽菜『たったの4回でこんなに取れないわよ!』
鳩刃・鈴『「俺たちを誰だと思ってる?」』

陽菜『はぁー。もういいわ。』

「てか、陽菜先輩!その浴衣似合ってるね!そう思いません?奏多!」

陽菜『えっ!?鈴、何言って…!』

奏多『似合ってますよ^_^』

陽菜先輩は顔を真っ赤にして、顔をかくした。

初日の祭りは皆んなで神輿をみて楽しんだ。

つづく

次回は祭り最終日!!
鈴と天に進展!?


目が離せない!!
< 16 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop